適応障害で「辞める」しかなかった私が、会社と戦って平穏な日常を手に入れるまで

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「もう無理だ……」。

適応障害の診断を受けたあの日、私は人生の崖っぷちに立っていました。

当時の私は、長期休職か、退職か、——そんな究極の選択を迫られていました。しかし、最終的に私が選んだのは「会社という組織の中で、自分を守り抜くための生存戦略」でした。

私は結局職場の異動と役職を下ろしてもらうことで落ち着きました。

今日は、私がどうやって役職を下ろしてもらい、平穏な職場環境を手に入れたのか、その全記録をお話しします。

異変を感じたら、即「客観的根拠」を作る

心身に不調を感じた時、私は迷わず直属の上司に相談し、その足で心療内科を受診しました。

ここで大切なのは「診断書」という客観的な武器を早めに手に入れることです。

診断書があるだけで、会社との交渉は格段に有利に進みます。私はまず二週間ほど休職し強制的に「職場」から自分を引き剥がしました。仕事から離れて客観的に物事を考えるスペース(余白)を自分に設けました。

「孤立」は最大の敵!組織を巻き込む戦略

休職中、ただ休むだけでは環境は変わりません。私は孤立しないよう、以下のルートで根回しを徹底しました。

  • 職場の同僚への連絡:自分の置かれている状況の説明をしてアドバイスを頂いた。自分の状況を自分に近い人たちに知ってもらいたい。そしてフォローしてほしい。仲間を募りました。

  • 人事・産業医との対話: 診断書を提出し、正式に「現場の異常」を報告。上司だけでは判断はつかないこともあります。先手を打って人事や産業医との相談をしました。ここである程度自分がどのような状態で仕事ができるか話し合いながら決めていきました。

  • 労働組合の活用: 上司一人と話しても解決しない場合は、組合を通じて人事部長へ「現場の深刻な状況」を直接伝えてもらいました。会社側は人事と産業医であとは外からの話は組合を活用しました。直接、私の範囲外のところにお話しできる手段となります。

  • 信頼できる役員への相談: 以前お世話になった方に状況を説明し、理解者を一人でも多く作りました。これは特殊なケースですが以前お世話になった役員の方とも自分の状況説明をしました。今回何かアクションはなかったと思いますが今回うまく行かなった場合は相談させていただきたいと考えていました。

自分一人で戦わず、組織の力を借りる(巻き込む)こと。これが会社と交渉する上で最も重要な戦略です。

「役職を下ろす」という勇気ある決断

復職後、以前と変わらない環境に戻されそうになった時、私ははっきりと「NO」を突きつけました。

上司からは「受け入れてくれ」と打診されました。

しかし、先に説明した根回しのおかげで組合や人事部長と連携し、再度面談を実施。結果、役職を取り下げてもらう」という結論を勝ち取りました。

プライドや評価を捨てるのは怖かったです。

でも、「心身の健康と平穏な日常」以上に優先すべき評価なんて、この世には存在しません。

振り返って:これは「生存戦略」でした

今振り返ると、当時の私はどこか「躁状態」に近いエネルギーで動いていたのかもしれません。「ここでやらなければ人生が終わる」という切迫感があったからです。

でも、声を大にして言いたい。「あの時、戦って本当によかった」。

もしあの時行動していなければ、今頃は長期休職か、退職か、訴訟か……という道を歩んでいたはずです。会社という組織にすべてを委ねるのではなく、自らの手で環境を調整しにいくことは、決して逃げではなく、人生を守るための立派な「生存戦略」です。

今、職場で苦しんでいるあなたへ

もし今、あなたが同じ状況にいるなら、どうか自分を追い詰めないでください。

 「休むこと」は、弱さではなく回復の第一歩。会社の同僚や上司へ申し訳なく思うかもしれませんが自分を守るためです。自分を守れるのは自分だけです。ここの線引きはしっかりしましょう。

 「役職を下ろすこと」は、人生を再構築する賢明な選択。本来、昇進は認められたと喜ぶべきところですが自分の能力以上と判断した場合は違います。能力以上のことをしてもいつかはボロが出てきます。そして、さらに自分を追い込んでいきます。本当に昇進は自分にとってプラスなのかを考えるのも休職中客観的に考える時間でした。

 「周囲を巻き込むこと」は、自分を守るための強さ。最後に周りを巻き込む。私も入社以来比較的大人しいほうで波風立てるほうではありませんでした。しかし、今回は自分だけではどうにもなりません。それこそAIや同僚への相談はしてやれることはやりきることを念頭にやり切りました。

平穏な日常は、自らの手で勝ち取ることができます。今回、私がやったことはかなり周りを巻き込みやり方を間違えば現職場の雰囲気を壊しかねないことになります。それこそ根回りと根気です。あきらめずに自分の思いを上司に伝えていきました。一人で抱え込まず、まずは小さな「一歩」から始めてみませんか。

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